宇夫階神社の本殿は、昭和28年(1953)の式年遷宮で造営された豊受大神宮(外宮)の多賀宮御正殿である。次の式年遷宮(昭和48年[1973])に際し解体、一宇(いちう)すなわち一棟まるごと頒賜(はんし)された。伊勢神宮の建物は式年遷宮によって20年毎に新しく建て替えるため、20年以上経過した姿で残っているのは、宇夫階神社の本殿だけということになる。その本殿を含む以下の建造物について実測等の調査を行い、平成16年(2004)には本殿が、その他も平成22年(2010)に登録有形文化財となった。
◇宇夫階神社本殿(ほんでん)…旧多賀宮御正殿
◇宇夫階神社忠魂社本殿(ちゅうこんしゃほんでん)
◇宇夫階神社神饌殿(しんせんでん)
◇宇夫階神社神輿蔵(みこしぐら)
◇宇夫階神社雑庫(ざっこ)
◇宇夫階神社齋殿(さいでん)
◇宇夫階神社社務所(しゃむしょ)
◇宇夫階神社末社塩竈神社本殿(まっしゃ しおがまじんじゃほんでん)
◇宇夫階神社末社塩竈神社拝殿及び幣殿(まっしゃ しおがまじんじゃはいでんおよびへいでん)
◇宇夫階神社末社金刀比羅宮拝殿及び幣殿(まっしゃ ことひらぐうはいでんおよびへいでん)
所在地 |
香川県綾歌郡宇多津町 |
施工主 |
所有者:宇夫階神社 |
竣 工 |
登録年月日:2004年/2010年 |
備 考 |
撮影:淺川敏 (メイン・1枚目・2枚目・8枚目) |