多田善昭 建築作品集
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砂古の家

約40年前に自身も設計に携わり新築したRC壁式平屋建ての店舗付き住宅を、基本的な構造と規模を変えずに専用住宅に大改修した。

コンクリートの箱のようであった外観は波トタンと一部杉板で覆い、木造の屋根をかぶせることで、断熱機能を向上させ、快適な温度を保てるようにした。集いの間となる空間は両面貼り障子で区切り、用途によって開放することができる。庭につながる南面は無双付きの引き違い戸で太陽の光と外部からの視線を調整している。坪庭をもつ開かれたトイレは当初建築時から変わらない構想であり、今回も採用。リビングは天袋内や収納家具に組み込んだ照明器具により、勾配天井を照らすLEDのあかりが、やわらかな空気を生み出している。

所在地
香川県
施工主
個人(改修)
施 工
株式会社 菅組
敷地面積
861.48㎡
延床面積
198.92㎡
竣 工
2014年10月
備 考
撮影:淺川敏
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